Public Interest Foundation Design
公益財団法人設立コンサルティング 礎 -ISHIZUE-
PROLOGUE
The Island Stands on Its Foundation
石垣島は、隆起したサンゴ礁の上にできた島です。
幾万年のあいだ、名もなきサンゴがその生を終え、
白い骨格を残し、その上に次の世代が育ってきました。
やがてそれは島となり、森を抱き、人の暮らす大地となりました。
死してなお、島の礎になる。
公益財団法人とは、財を成した方とその一族が
次の百年に遺す「礎(いしずえ)」です。
資産は、相続のたびに分かれ、削られ、やがて散っていきます。
しかし志を法人という器に移したとき、それは誰の私物でもなく、
けれど確かにあなたの志を映しながら、時代を超えて働き続けます。
01
Three Values of a Foundation
奨学金、芸術支援、研究助成、地域振興──あなたの名を冠した公益が、子や孫の世代にも社会に働き続けます。財団は代替わりで消えない「器」。創業の精神を、事業とは別のかたちで未来へ引き継ぎます。
自社株式を財団へ寄附することで、相続による株式の分散を防ぎ、経営の安定を図る選択肢が生まれます。財団が保有する株式は、寄附前からの既保有分を含め、原則として発行済株式総数の2分の1以下に収める必要があります。財産は相続財産から切り離され、「争族」の火種を減らします。なお、寄附者やその親族が役員を務める会社の株式等については、財団の議決権行使にあたり理事会の特別な承認手続が求められることがあります。
寄附金控除、措法40条による譲渡所得の非課税、相続税の課税対象外──「節税のための財団」は認められません。しかし、志を貫くための合理性は、法が正面から用意しています。私たちはその設計図を引きます。
02
How It Works
寄附された財産は基本財産として運用され、その果実(運用益・配当)が公益目的事業に充てられます。
財団の意思決定は評議員会・理事会が担います。設立者は、法令・定款・利益相反管理の範囲内で、「志の設計者」として財団の方向性に関わり続けることができます。
03
Tax Framework
Donation
公益財団法人への寄附は特定寄附金として所得控除の対象(総所得金額等の40%相当額が限度)。税額控除対象法人の証明を受けるなど一定の要件を満たす財団への寄附は、税額控除との選択も可能です。法人からの寄附には別枠の損金算入限度額が用意されています。
Article 40
自社株など含み益のある財産の寄附は、本来「みなし譲渡」として所得税が課税されます。租税特別措置法40条に基づく国税庁長官の承認を受けることで、この譲渡所得課税が非課税に。当研究所の中核領域です。
Inheritance
適切に生前寄附が完了した財産は、寄附者の相続開始時には原則として相続財産から切り離されます。相続人が相続財産を申告期限内に寄附した場合の非課税特例(措法70条)の適用可能性もあり、承継の局面でも財団は有力な選択肢となります。いずれも要件確認と個別検討が不可欠です。
Foundation
公益財団法人は、法人税法上、原則として収益事業から生じる所得のみが課税対象となり、公益目的事業から生じる所得には課税されません。収益事業から公益目的事業へ支出する「みなし寄附金」制度もあります。受取利子・配当等の源泉所得税についても、一定の非課税取扱いが設けられています。
04
The ISHIZUE Method
創業者ご自身やご親族が財団の役員に入る場合、適用されるのは自動承認のない「一般特例」。
国税庁長官の個別審査は一年以上──事案により二〜三年に及ぶこともあります。公益増進性・親族や特殊関係者の三分の一基準・特別利益供与や私的支配の不存在・不当な税負担減少にならないこと・二年内供用──
そのすべてを、客観的な資料で立証しなければなりません。
感覚では通りません。必要なのは、立証の設計図です。
── 初期診断から承認後まで、九つの工程 ──
承認を「保証する」とは、決して言いません。
保証できない審査だからこそ、立証を設計するのです。
05
Precedents
稲盛財団
稲盛和夫氏(京セラ創業者)が1984年、私財200億円を投じ設立。京都賞の運営で世界的に知られる
トヨタ財団
社会の新たな価値の創出をめざし、半世紀にわたり研究助成を展開
サントリー文化財団
創業精神「利益三分主義」を体現。学芸の振興を通じ社会に還元
花王芸術・科学財団
創立100周年を記念して設立。基本財産約50億円の運用益で芸術と科学を支援
現代芸術振興財団
前澤友作氏(ZOZO創業者)設立。現代アートの振興と若手支援
GMOインターネット財団
熊谷正寿氏(GMO創業者)設立。次世代人材の育成を支援
重田教育財団
重田康光氏(光通信創業者)設立。海外留学する学生への奨学支援
SBC医学振興財団
相川佳之氏(湘南美容外科)設立。医学研究への助成と人材育成
※ 各財団・各社の公表情報に基づく記載であり、当研究所の関与実績を示すものではありません。また、各事例は制度活用の可能性を示すものであり、同様の税務上の取扱いや承認可能性を示すものではありません。
06
Your Architect
公認会計士 / 税理士 / 損害保険仲立人(当研究所 代表理事)
「礎 -ISHIZUE-」は、一般社団法人リスクファイナンス研究所が提供する公益財団法人設立コンサルティングです。なお、措法40条承認申請に係る税務代理・税務書類の作成・税務相談に該当する業務は、税理士 長谷川賢哉が別途の受任契約に基づき対応します。研究所の名が示す通り、私たちの本業はリスクとファイナンスの設計。財団の設立はゴールではなく、一族の資産・事業・志にかかわるリスクを百年単位で設計し直す仕事だと考えています。
07
The Journey
STEP 01
構想段階で結構です。「何ができるのか」から、静かにお話しします。
STEP 02
資産・親族・会社の関係を一枚に整理し、適用できる制度と越えるべき論点を診断。受任判定書と概算見積をご提示します。
STEP 03
何を成すか(公益目的事業23類型からの事業設計)、誰が担うか(機関設計)、何を礎とするか(財産設計)。定款に志を刻みます。
STEP 04
まず一般財団法人を設立し、運営の実績を整えます。
STEP 05
行政庁への公益認定申請。認定をもって「公益財団法人」となり、税制上の器が整います。
STEP 06
自社株等を寄附し、非課税承認申請。一般特例の審査は一年以上に及ぶことが多く、事案により二〜三年となる例もあります。
STEP 07
寄附財産は二年以内に公益目的事業へ。奨学生の一期生が、あなたの財団の名を初めて呼ぶ日が来ます。
08
Questions
初回面談はオンラインで30分、守秘のもとで承ります。
構想がまだ言葉になっていなくても、結構です。
「財団という選択肢が、自分にあり得るのか」──その問いから、ご一緒します。